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PBW『エンドブレイカー!』シゾー・フイユ(c04150)の忘備録
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良かった。
(あの人達が大切な人と離別せずにすんで)

本当に、良かった。
(悲しむ人が出なくて)


ただいま。それから、ありがとう。
お世話を、おかけしました。

以下独房生活での日記(ツイッターにあげていたものです)

独房生活:3日目

暇である。

これがまだ捕まったばかりだというなら怒りもあっただろうが何せ3日目。
利用価値があると思われたのか何なのか殺されもせずに独房に入れられ。

放置。

食事も不味いが出る。おかげで体力もそれなりに回復してきた。
連れてこられた当初は恐怖や怯えよりもただただ意識があまり無かったうえに暴れ切った満足感でちょっと満ち足りていたのは内緒の話。雑に放り込まれたが攻撃で食らう痛みに比べればどうでもいいレベルである。
体力増やしたいなぁ、などと思いながら自分の手足を見る。細い小さい。
成長期はまだあると信じたい、などと無い胸を痛める。いろんな意味で。

しかし強制労働やら拷問されないだけマシではあるがいかんせんやることが無さすぎる。
当然牢屋なので清潔とは言えないが闘技場よりましだな、とシゾーは頷く。
あそこは異臭騒ぎもいいところであった。なんせあの大量のアンデッド。
アニールや、遠くからちらりと見えた何か半裸のおっさん──仲間が苦戦していたので強敵なのは承知の上だが──はよく平気なものだと感心する。
そういえば一緒に戦った面々は平気だろうかと、思ったりもしたのだが。

のんびりとした、ただし歌詞は半ば呪詛めいたユフェニーさんの歌声は最初の方から聞こえていたのでこの人は大丈夫なのだろう。歌詞がどんどん物騒になるのは気のせいと思いたい。
気の抜けたガオーという声はロイさんだろうか、多分何かあった訳ではなくただ普通に暇なだけだろう。どんな一人遊びだ。荒ぶるなんとかの紋章ごっこなのか。
アルベルトさんは誰かと喋っていたような声がしていたけれどあれ、何だったんだろうか。デモン? というかまあ、会話内容からしてこちらも無事だろう。
クリスさんは……こちらは心配するだけ無駄だろうか。そもそも何かあったら看守の悲鳴がまず聞こえるだろう。
悲鳴すらあげさせずに仕留めて薔薇に変えたりする遊びをしてないといいけれど。
フォルさんは毛布が足りないという主張と扉を蹴りつけてる音が聞こえているのでまぁ、うん。無事だ。というかインドア派なのにこんな場所でかわいそうに、あと扉を蹴りかた下手なのか聞こえてくる音がなんかしょっぱい。
毛布と言えばトールさんはいいなぁ、と思う。スピリットは暖かそうである。こういう時に狩猟者や星霊術師の皆様は羨ましい。無いものねだりだが。
他にも聞き覚えのない声でチェンジだ!などと聞こえてくるがあれは何を要求しているのだろう。
そして極めつけに「皆様肝が据わってますね!」とアルトリアさんがかわいらしい声で結論を下したのが聞こえ。

決定的に全員やることがない現状にてマギメガネ待ちという何とも悲しい事実しか見えなくてシゾーはため息をつく。
何が悲しくてあの眼鏡何だろう。
どうせだったらアリッサムさんの方がいいじゃないか眼鏡はもう飽きた。太腿がいい。
見たことはないが綺麗と噂のシャルムーンでもいい。
同性でも眼福ならそっちのほうがいい。
もしくは百歩譲ってアニールや半裸でもいい。

眼鏡、いらない。

「何でメガネ何すか、太腿がいいっす!ねぇ看守さーん!」
暇をもてあました主張を独房内から投げつけながら(聞こえているかはこの際どうでもいい)思うのだ。

独房は案外平和だな、などと。


独房生活:7日目

どうやら使い道なるものが決まったらしい。
しかし太もも連呼でまさかの老体を釣り上げるとは思わなかったが。
眼鏡には本当にガッカリである。

派手な老人が紡ぐ意地の悪い考えに思わず乾いた笑いが出る。
なるほど、あの眼鏡の考えそうなことだ。
囮になれと、自分たちが助かる可能性を示唆して絶望を撒く餌になれと。
相変わらず仮面付きには反吐がでる。

せめて願わくば。
帰りを待つ人がいる人が。
大切な誰かを残してきた人たちが。
無事であれと、それだけを思いながら。

「その話昨日も聞いたっすよおじーちゃん」
演説に皮肉交じりに告げてやる。
大丈夫。
自分の知ってる人たちはそんな弱くなんて無いのだから。
きっと自分たちを助けたとしても勇者を倒すぐらいするだろう。
大丈夫。

みんなはきっと、負けやしない。


独房生活:???

あと4日だ。人の手に委ねられる運命なんて気持ちが悪すぎる。することがない状態で延々と考え続けるだけなど吐き気しかしない。死にたくはない、だけれども。仲間のために首差し出せと言われれば自分はきっと迷わずにそれをする。だって知っているから。

あの青年には帰りを待つ心優しい奥さんがいることを。不器用なエルフの女性にはたった一人の家族と、そんな彼女を好いている人がいることを。知っている。そのことを。その人たちを。どれだけその心に大切さを抱いているかも。知っているのだ、それを。

いっそ差し出すことができればいいのに、それで彼らが助かるのならいくらだって切り刻まれたって構うものか。一番大切なものを無くすなんて、それは、駄目だ。寂しい、悲しい。何度だって見てきて、時には打ち砕いたそれを。知ってる誰かに味あわせるなんて、そんなことは嫌だ。

自分が死ぬのが怖くないなんてことはない。怖いに決まってる。でもそれより怖い。自分が死んでも悲しむ人はいてくれるだろう。しかしその人たちはきっと他に空いた穴を埋めてくれる人がいる。支えてくれる人がいる。その為にサヨナラだってしてきたんだ、だからきっと、大丈夫。

だからどうか。神様がいるのなら。都合がいい時の祈りであって構わないのだから。あの人たちを助けてあげて。深く傷つく人をどうか出さないであげて。どうか、どうか、願わくば。


以下背後
色々とご心配とお手数をおかけしました!
監獄内の様子はステシでみんなわちゃわちゃやっていたとおりでございます。
毎日アルマルクさんが様子を見に来てくれたのに太股要求し、
その後はゼペットさんが演説を壊れたように繰り返すという。

何はともあれ無事にみなさんやシゾーが戻れて嬉しく思います。
戦力ゼペットに偏りすぎ!となってましたが、ロール上そこはゆずれません。
サブっ子も知り合いがたくさん捕まっていたのでゼペット。
しかし磔猿轡にされましたが結果出る直前までゼペットさん演説してましたよね?
奇術でしょうか。
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プロフィール
HN:
シゾー・フイユ(c04150)
性別:
非公開
自己紹介:
ciseaux_feuille□hotmail.co.jp
メッセです。
シゾーとお知り合いの方なら大歓迎。
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